新年明けましておめでとうございます!
昨年は、皆様のお陰で、たくさんのチャンスに出会い、奮闘し成長を遂げられた一年でした。
今年は、昨年の成長より更なる躍進を続けるため、『人間力』の強化に取り組みたいと思います。
良い提案、良い商品・施工だけではなく、安全・安心して仕事を任せて頂ける会社作りに努めていきたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
※写真は、あるアパートメーカーの忘年会に招待を頂き、全国年間最優秀業者賞を頂いた時の写真です!
株式会社アルク 神山
地上設置型太陽光発電パネル架台用基礎
現地の土地を利用する画期的な基礎「ルートべース」
特許取得済 実用新案申請中
ルートべースを開発するにあたり私達が目指したのは環境負荷の軽減(現地土の有効利用や将来的な部材のリサイクルなど)および特別な重機や施工技術を必要としない汎用性の高さを実現することでした。
杭基礎などの従来工法と比較して適用地盤範囲が広く、杭基礎の施工障害である地中障害物の影響もほとんど受けません。
性能的に求められる引抜き耐力をベースプレート上の土の重量と土塊周面摩擦力で実現し、押込み力に対してはベースプレートの接地面積で分散するわかりやすいメカニズムとなっています。
ルートベースはいわば人工の根(ROOT)でしっかりと地盤に根付く画期的な基礎工法です。
現地の土を利用
ルートベースは鋼板と鋼管支柱で構成されたベース上に現地で掘削した土を埋め戻すことで引抜き抵抗力を実現する。
基礎構成材の一部を現地で調達できるエコロジーな工法。
木の根のように地盤にしっかりと根付く
鋼製ベースと現地土によって人工の「根」を作り、地盤にしっかりと基礎を形成する。
あらゆる地盤に対応
ルートベースは現地地盤を掘って埋設するため、杭が打設できないような障害物が多い地盤でも対応可能。
容易な施工
施工は一般的な掘削用重機で可能であるため、杭打専用重機が必要な杭基礎行法と比較して汎用性が高い。
スピーディーな施工
掘削・ベース設備・埋戻しと単純な工程で、養生期間も必要ないためスピーディーな施工が可能。
太陽光パネル+架台の自重や積雪などの鉛直力
風や地震時に作用する押込み力と引抜き力
風や地震時に作用する水平力
ルートベース埋設状況
鋼板と鋼管支柱(写真はH鋼)で
構成されたベースの埋設状況
鋼板・支柱仕様は任意に設定可能
引抜き試験状況
埋戻しの後の引抜き試験状況ベース上の
土塊が持ち上がっている様子
引抜き耐力はベースサイズおよび
埋設深度でオンデマンドに調整可能
■ベースプレート
標準仕様
※プレートサイズは任意に設定可能
※写真は600mm×1000mm
材質 SS400鋼板
600mm×600mm〜
厚さ 4.5mm〜
■支柱鋼管
標準仕様
※支柱鋼管の抗径・抗長・肉厚は任意に設定可能
材質 STK400
抗径 φ76.3mm〜
厚さ 3.2mm〜
抗長 1.0m〜※
防錆 HDZ45〜
■その他資材
支柱フランジ(全周溶接)
材質 SS400
150mm×150mm
厚さ 4.5mm〜
杭頭プレート(全周溶接)
材質 SS400
150mm×150mm
厚さ 4.5mm〜
防錆 HDZ45〜
※杭頭プレートの架台
接続孔はオンデマンドに設定可能
1 掘削
一般的な掘削用重機にて
所定の深度・範囲を掘削する
2 ルートベース設置
掘削後ルートベースを設置する
設置位置および高さのチェックを行う
3 埋戻し
ルートベース設置後、
土木安定シートを敷設し掘削土を埋め戻す
4 完了
埋戻し完了
高さ、芯ずれの確認を行い施工完了
引抜き試験概要
埋設2時間後に引抜き試験を実施
計測はテンションメーターを使用し、
クレーンによる連続的な引抜きを実施した
ルートベース仕様
ベースプレート SS400
600mm×600mm
t=6.0mm
支柱鋼管 STK400
φ89.1mm 1.0m
埋戻し深度 0.5m
架台の構造計算から求められる基礎に必要な押込み・引抜き耐力を計算により求め、ルートベース仕様を決定する。
計算書例
半年振りのブログ更新です!
昨年末より怒涛のような忙しさとなり、最近ようやく休日に休めるようになってきました。(今日は出勤ですが。。)
昨年より続いた怒涛のように続いた『沈下修正工事』もようやく落ち着き始め、ようやく当ブログの存在を思いだしましたw
「最近は何をやっているんだ?」との質問が多いですが、相変わらず土をいじったり、試験や実験をやったり、講習会をやったりしてます。
特に昨年からは、『液状化』についての問い合わせが極端に増えたため、『液状化』について、毎日毎日勉強しています。
最近流行りの液状化対策として、まず思い浮かぶのは『砕石による締め固め工法』です。
『砕石による締め固め工法』と言っても、いろんな工法があり、どれも現場を見させてもらいましたが、セメント系固化材による地盤補強と同様で、不安要素が多く残り、まだまだ対策としては疑問が残ります。
その理由としては、どうしてもローコストが条件で対策を考えているケースが多いため、調査や設計方法に無茶があるのかと思います。
大規模な工事の対策であれば別ですが、特に戸建て住宅での液状化対策は、敷地や施工条件から、まだまだ難しいのかなと思います。
戸建住宅などの小規模な物件の調査のほとんどが、「スウェーデン式サウンディング試験」で調査されていますが、それだけで砕石体の周囲の土の透水の程度がどうやったら分かるのかな?と、現行の設計方法に疑問ばかりが残ります。
過剰間隙水圧の排水による液状化対策が可能だという工法もよく聞きますが、戸建住宅クラスの対策費用で本当に可能なのかどうか?こればかりは地震が来ないとどうにも実証は出来ないため、どうにも踏み込めません。
液状化の被害を人間の力で防ぎきることなど不可能だ、というのが私の持論です。
ですので、弊社としては「対策」ではなく被害の「軽減」や、被害を受けてしまったとしても、安価で簡易的に「修復しやすいような補強」を考えてます。
『自然とどのようにして向き合い共存していくのか』
建築の原点であり、生活の基本であるこのテーマを、今一度見直す必要があるのではないかな?と思います。
次回のブログは頑張って2カ月以内に更新したいと思います。
㈱アルク 神山 健
急に寒くなり、朝の現場が辛くなる時期がやってまいりました。
震災から8カ月が経過し、ようやく茨城県内も震災復旧工事が本格化してきた感じがします。
まぁ最近は、とにかく重機の手配がつきません。。
どこのリース屋に聞いてもなかなか見つからず。。
そんな中、今日は沈下修正の現場で発電機が2台も盗まれまして。。。
かなり大きな発電機。簡単には盗れない位置に置いておいたのに。。。
朝から本当に参りました
マジでムカついてます(怒)
最近は沈下修正以外の震災復旧工事が増えました。
特に役所関係の案件が本格的にスタートし、あっちこっちで毎日打ち合わせが続く中、得意先から増えてきた相談が放射線の除染関係の案件です。
当たり前のことですが、弊社は全く経験がありません。
やはり専門となる土のことも含むため、震災発生以来様々な書籍やWeb上の資料を漁り日々勉強をしてきました。
弊社では今月付で担当部署を設け、我々の知識や技術が活かせるのであれば、今後対応をしていく方向に進んでいます。
対応策についてはやはり役所に質問をする機会がありますが、そのあたりはやっぱりお役所行政でして、市から県、県から市へとたらい回しされている状況です。
しかしきちんとした情報がつかめないのも不安なため、とにかく現地の対応を確認したいということで、本日2名の社員が福島県に向かいました。
レポートについては個別にご要望下さい!
(担当は中庭です mail: nakaniwa@a-rc.co.jp)
やはり、福島県内はそれなりに線量が高く、私の住む茨城県水戸市内にあるホットスポットのような線量が一般的となってます。
今回は広野市と郡山市に調査に行ってますが、原発から50km以上離れている郡山市でさえそんな状態です。
今回の目的はグラウンドや園庭の除染の方法や効果についてということで、何箇所も線量を測定し、実際に除染作業をしている方に話を聞いて来たとの事です。
結果を聞いた私の感想としては、水戸市近郊程度の線量であれば、簡易的な作業で除染の効果を見込めるという事と、これからの時期の対応が非常に重要だという事です。
だから早くこの辺りの市町村も、明確に方針を示して欲しいものです。
きちんとした方針がないからみんなが必要以上に不安になったり、騒いだりするのかと思います。
とにかく除染で発生した廃棄物の廃棄方法について早く決定して欲しいです。
段ボールにいれて環境省に送っちゃおうかなとも考えてます。(冗談ですがw )
除染についてのやり方は、これから実際に試してみた上で、後日当ブログへのUPも検討してます!
まったく大掛かりなものではないため、個人で対応が可能ではないかと思いますが、みなさん正しい情報を身につけて欲しいと思います。
特に子供を多く預かる施設関係の方々に関しては、施設職員だけで対応するのはどうかと思います。
きちんとした知識のある人間を筆頭に、保護者を交えみんなで対応することに意義があるのかと思います。
とにかく結構今まで色々な方に話を聞いて来ましたが、その中身はバラバラです。
線量の測定も、測る機械やその計測高さや測る時間によっても差異が出るため注意が必要!
実際に水戸市内でも除染の基準値を超える所は多いですが、普段の生活に関わる所ではないことがほとんどです。
あまり適当なことは言えないため、詳細なコメントは差し控えさせて頂きますが、社会全体できちんと向き合っていく問題かと思います。
ちなみに線量の多い地域から帰ってきた社員の身体や衣服を細かく測定しましたが、全く問題ありませんでした。
滞在時間が1日に満たなかったためなのかも知れませんが、そういった状況が目で見て把握できただけでも知識や知識の蓄積かと思います。
今後も時間を見つけては、勉強に励みたいと思います。
皆さま方におかれましても、是非とも詳しい方は御意見を下さい。
宜しくお願い致します。
株式会社アルク
茨城県水戸市元吉田町1041-4 サンビルデイング2F
TEL 029-246-9511
FAX 029-246-9512
神山 健 (mail; kamiyama@a-rc.co.jp)
震災から今日で早8ヶ月が経ちました。
まだまだ周囲の住宅の屋根にはブルーシートがかかっている家も多く、また傾いている建物もまだまだ見られます。
一体この復旧には何年かかるのでしょうかね。。
沈下修正工事も本日で28件目が無事に終了しましたが、まだまだまだ次の予定が続き、新規の相談案件もまだまだ舞い込んで来ます。
弊社は今、茨城県内の修正工事を中心に行っておりますが、現在神栖市を筆頭に、ひたちなか市、東海村、来週からは鉾田市が着工となります。
休みなく現場で頑張っている職人さん達には本当に苦労をかけてます
本当にお疲れ様です。
弊社の沈下修正工事は、県内を中心に物件のほとんどがアパートやマンション、施設や店舗に集中してますが、最近では戸建て住宅の相談が激増してます。
住人の生活に直結しているため、コストの面や工期の面を含めかなり切迫した現場ばかりです。
そんな中、せっかく修正した物件の再沈下の噂がチラホラ聞こえ始めました。(弊社の物件ではありません)
本当に悲しいことですが、我々地盤の技術者が、きちんと地盤と沈下の原因を考察し、見合った工法を提案出来なければこの問題は解決出来ません。
自然と地球を相手にする仕事の難しさをつくづく実感しています。
もうすぐ年末を迎え、新築の地盤改良工事が佳境を迎えようとしています。
お陰様で今年は例年以上にお仕事を頂いているため、こちらも休みなく現場が動いております。
最近は特に、擁壁の補強や地盤改良による地中連続壁の現場が増えました。
何だか年々現場の難易度が高くなってきているような気がしてなりません。。
新築物件にしても、修正物件にしても、生活の全ての場面を支えているのは建物であり、その地盤・基礎です。
ARCは、その全て(ALL)に関わるリスク(Risk)をコンサルタント(Consultant)する企業として、地盤から皆さんの未来を支えていきたいと思っています。
今後もどうぞよろしくお願い致します!
P.S.
先日、茨城県建築士会の某支部会にて、震災による地盤被害とその復旧・対策工についてのセミナーの講師に立たせて頂きました。
御清聴頂いた皆さま方、誠にありがとうございました。
今後も時間を作り、どんどん機会を増やしていきたいと考えております。
またのお声掛けを宜しくお願い致します!
㈱アルク 神山 健
皆さんは放射線についてどれくらいの知識があるのでしょうか??
放射線とは自然界にも存在するものもあるらしく、まさ土や天然石からも発生しているとか。。。(ニュースの受け売りですが)
そして皆さんの近くにはどれくらい関連施設があるのでしょうか?
弊社の拠点である茨城県水戸市の近郊には、比較的原子力発電や研究所等の施設が多くあります。
弊社も関連施設の工事にて、年に必ず1~2回は出入りするほど。。
そして数年前、世間を震撼させた「臨界事故」ここも比較的近所です。
当時、私はすぐ近くで遊んでいました。
あの時の衝撃は忘れまいと思ってましたが、記憶って悲しいことですが風化するんですね。。。
まぁ忘れるということは良いことなのかも知れませんが…
話は変わりますが、最近になってようやく震災直後に購入したサーベイメータが届きました。
部品工場が被災していたらしく、半年経ってようやく手にしました。
原子力関連施設で働く方から推奨してもらって購入したサーベイメータ。
価格は12万位。
これ位が最低限のものということで奮発しました。
使い道は特に決まってませんが、とにかく現状は引っ張りだこ状態で、あっちこっちに貸し出しをしてます。
実は先日広島に行きました。
目的は、とある会社での会議へ出席することでしたが、やはり経験として原爆ドームや博物館に行きました。
そして現地で線量測定を行いましたが、特に目立った値は確認されず、忘れるべき記憶を感じさせられました。
現在水戸近辺でも排水設備の周囲や、樹木の周囲では除染に値する線量が普通に確認されます。
過剰な反応はすべきではないと思っておりますが、その線引きがとても難しく思えます。
今後弊社としては、地盤調査や土壌調査と一緒に、依頼の有無によって線量調査も行おうかと思ってます。
どの程度それが有効で、その後の対策がどの程度出来るか全く分かりませんが、とにかく動いてみてその結果を市なり県なりに報告出来たらと考えてます。
私どもの職業の責任として、地盤や土と真剣に向き合っていこうと思う今日この頃でした。
あと御連絡ですが、この度事務所を移転しました。
茨城県水戸市元吉田町1041-4 サンビルヂング2F です。
以前は3Fでしたが手狭になったため思い切って移転しました。
お近くに御寄りの際には、是非お立ち寄り下さい。
㈱アルク 神山
またまた久し振りの更新となります。
とにかく忙しく震災以降休みが有りません。ほぼ皆無です。
すぐに疲労が溜まってぐったりしたり、風邪をひいたりします。
そんなこんなで最近『薬注』にはまってます!
薬液注入ではなく、薬物注射です!ちまたで言うところの「にんにく注射」
これすごく効きます! 忙しい方にはお薦めです:mrgreen:
現場の方は、最近は沈下修正工事も、普通の新築工事も着工ラッシュとなり、工期については御客様にも多々ご迷惑をおかけしております:cry:
年々現場の難易度が難しくなってきているような気がしますが、とにかく最近の物件は要求が高く、予算が無い。。 無い頭を使わされることが多いです。
表題にもありますが、震災以降とにかく液状化についての問い合わせが多いです。
ですので液状化に対する個人的見解を伝えたいと思います。
(私の立場は現場監理者としての立場ですので、学者さんや先生型とは意見に相違があると思いますのでご注意ください)
TVで良く見る液状化の代表的な被害地は、みなさんご存知の千葉県浦安市です。
しかし本当に液状化の被害が大きいのは、個人的には茨城県の神栖市や潮来市がだんとつです。
30cmや50cmは当たり前で、1.0m近い傾斜もよく見られます
液状化の発生メカニズムはご存知の通りですが、問題はその要因です。
とにかく人為的な要因で液状化や圧密沈下が発生しているケースが多く、『盛土』や『埋土』による造成が代表的です。
地域によって格差がありますが、とにかく昔の造成はよろしくないことが多く、いろんなものが埋まっていたり、緩かったり固かったりバラつきが多いことが多く見られます。
またよくある要因が、造成地盤はきちんと施工しているのにも関わらず、造成地盤の下位が液状化や圧密沈下しているケースです。
大規模造成とかではきちんと対策をするのが一般的ですが、最近の造成計画でも造成地盤はきちんと施工するけど、造成の基礎地盤の補強をきちんと行わないという計画を多く見ます。
これはもう、自然災害ではなく、人為的な災害(人災)のようなものだと思ってます。
震災以降、『液状化の被害』という相談で、数百件以上の現場を見てますが、本当の液状化の被害というのは意外と少なく、逆に意外と多いのが『圧密の被害』です。
緩い造成地盤や沖積層が、地震動に揺さぶられ、隙間を埋めるように締まっていくようなイメージです。
あと意外と多いのが人為的な掘削影響による被害です。
周りが圧密してたり、マンホールが土と比べて軽いから浮きあがったりと色々と要因は異なりますが、設置する時に掘って埋めた時の施工が悪いのではないか?というケースが本当に多いです。砂で周りを埋めて、水で締めるような昔ながらの施工をこれからも続けるのでしょうかね。。
『想定外の大地震』とか『自然災害だから仕方がない』と良く聞きますが、本当にそうだったんでしょうか?
きちんとコストをかけて計画&施工をしていれば、防げたものも多いはず。。
同じ地形条件で、周囲がほとんと沈下被害にあっているのにも関わらず、現に全くの地盤被害に遭っていない建物も多々あります。
適当な地盤対策は本当にやめましょう。
そして地盤が悪い所に建物を建てるのなら、その認識と覚悟と予算を持って臨みましょう!
㈱アルク 神山
久し振りのブログ活動となります。。
『更新を早くしろ!』との、叱咤激励を受け、ちょっと嫌々ブログを書いてみます。
震災後みなさんいかがお過ごしでしょうか?
私はと言いますと、ようやくストップしていた新築の建築や土木案件が着工し、また相も変わらず震災の沈下修正の問い合わせに追われております。
当ブログを見て、問い合わせを頂く機会が多いため、今日は弊社で扱っている沈下修正工事について少しだけ説明致します。
まず、沈下修正の問い合わせや現地踏査を御依頼の方々におかれましては、「取りあえず見に来てくれ』というご要望がすごく多く寄せられますが、下記のものを事前に極力御準備下さい。無い場合はその旨をお伝え下さい。
・ 案内図 (これで地形や土地条件をある程度確認出来ます)
・ 図面類 (平面図・配置図・基礎図)
・ 新築時の地盤調査データ (なければ必ず調査が必要になります)
・ レベル測量の結果 (沈下の原因にもよりますが、状況によっては何度か時間をあけて測量する必要があります)
以上の資料が最終的には必要になる資料です。
確認出来ない場合は、現地を確認しても結局どうにもならないで時間ばかりが経ってしまいます。
資料が全て揃った段階で、予定を確認し現地の踏査を行い、沈下修正工種の提案を致します。
弊社は、一般的なアンダーピニングによるジャッキアップ工法や、薬液注入によるリフトアップ。さらにはウレタンによる空隙の充填など、さまざまな工法を扱っておりますが、基本的には消去法にて御提案しております。
沈下修正工法の選定には、まずは『沈下した理由』を明確にする必要があります。
これまで見てきた案件では、大きく分類すると、『液状化による被害』『人為的な液状化による被害』『適切な地盤補強が行われていなかったための人災』『地盤補強の不良が原因とされる人災』など、さまざまな原因があります。
これはあくまでも個人的な見解ですが、不同沈下が起きてしまった理由は、基本的に事前の対策不足及び対策の不良が多いです。
そういった理由によって、修正する工種が限定される場合があります。
また当たり前ですが、施工上の条件・地盤状況・基礎の形状によって御提案出来る工法は分かれます。
特に薬液注入によるリフトアップに関しては、その判断がとても難しいです。
どうぞ出来る限り資料を取りそろえた上で、お問い合わせ頂けますよう宜しくお願い致します。
修正工事はとにかく費用がかかります。工法や条件・地盤構成にもよりますが、震災後弊社施工にてすでに修正が終了した案件は、4件でその平均費用はおよそ400万以上です。(一般戸建て住宅)
今後している工事の平均は決定しているのだけで約25件で、平均費用は500万を超えてます。
まぁ、費用はケースにもよりますし、お施主さんのご要望のレベルにもよりますので、どうぞご相談頂けますよう宜しくお願い致します。
株式会社アルク 神山 健(kamiyama@a-rc.co.jp)
今週は名古屋行ったり、岡山に行ったり、群馬に行ったり、神奈川に行ったり、ほとんど茨城県に生息していませんでした。。
よって激太り現象は仕方が無いことなのかも知れません。。。
旨い物を食べたくなるのは当たり前ですので。
研修会とは、弊社で施工している深層混合処理工法(スリーエスG工法)の協会の研修です。
研修と言うか、勉強会みたいな、、結構意見を言い合うのが身になって、多種多様な経験や知識が飛び交う貴重な空間です。
今回は設計研修でほぼ全社の設計担当が集まり、他に施工研修とか、営業ミーティング的な集まりも定期的に必ず有り、全部に参加する僕は、3ヶ月位に1回位のペースで何かしらの集まりで多くの同業者に会います。。
内容はと言うと、震災後だったので、その被害状況とか、液状化のこととか、その対策工のこと。今後の設計方針だとか、一泊二日の研修会中、色々詰め込んでありましたが、今回すごく面白かった研修方式が、客先での打ち合わせの場面を、ロールプレイングでやらされたことだ。もちろん全員。。
しかも相手は協会本部のM課長(技術士)。いつも地盤のことしか考えてないような言わば地盤のプロが、「ゴルフの好きな構造設計士」という設定でロールプレイングの相手方。もちろん全員。。。
そして更なる嫌がらせは、所見を全員分細かく書かされ、しかも記名で、しかも研修終了時には、全員分の所見を皆渡されて帰る始末…
「落ち着きが無い」とか「精神論」とか、メンタル的な指摘を受けた。。
あと、何気に皆さんこのブログ覗いてくれてるんでウケましたwww
震災被害にあった建物の沈下修正工事がすでに2件終わりに近づいてます。
まだまだ着工案件は続いており、そして相談も多々頂き、本当に皆さん深刻であり、切実です。どうにかしてあげたい。という気持ちと、要因を生んだ設計不備だったり、計画不備だったり、はたまた施工の不備だったり、、結構やられますね。。
理解出来ない位、たくさんの『不備』を見ました。足元(地盤・基礎)のコストは抜かないで欲しい。無駄なコストは提案しないので、きちんと目を向けて欲しいと思いました。
特にお施主さん。意匠と同じ位、足元にある地面に目を向けて欲しい、と本当に思います。
電話下さい。(TEL 029-246-9511 株式会社アルク 神山)