当社が得意なスリーエスG工法について(後編)・動画付き

皆さん、こんにちは。アルクの広報担当・高羽です。前回に引き続き、当社が得意とする地盤改良工法「スリーエスG工法」についてご紹介します!ブログの最後には、スリーエスG工法の見学会の模様をおさめた動画がついています。こちらもぜひご覧ください!

土質の確認から材料検収、そして攪拌翼を取り付け実際に施工するところまでが前回の内容でした。後編では施工状況確認から、メーターサンプラー取り付け&サンプル採取以降をご紹介します。予定通りの施工ができたか、改良した土がきちんとした強度になるのかどうかを1日で確認するための手順です。

9/メーターサンプラーセット状況
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メーターサンプラーという棒状の器具をセットして改良した土のサンプルを取り出します

10/メーターサンプラーによる試料採取率確認状況
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メーターサンプラーで、品質確認に必要な量の改良土を採取します

11/フェノールフタレイン反応確認
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フェノールフタレイン溶液を使用して、改良に使用したセメントミルクと土の混ざり具合にムラがないかなどもチェックします。

12/土塊混入率確認
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実際に指を挿入して、土塊混入率をサンプル内部まで確認します。

13/モールドコア採取状況
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固化状況を確認するためのサンプル(供試体)を作成

14/高温養生状況
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専用保温庫で高温養生(60℃)します。

15/簡易試験機による一軸圧縮試験(材齢1日)
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材齢1日での品質確認用に高温養生した供試体が破損するまで圧力をかけます。3本の平均値を見ることで、基準をクリアしているかを確認できます。

後編のポイントは、①改良した土のサンプルを取り出し ②高温養生した供試体を使用して ③材齢1日で強度が出たかを確認する というところです。何の工夫もない場合、固化状況の確認には、概ね4週間前後かかってしまうことが通例です。しかしそれでは、建築の現場をその期間止めなければ、次の工程に進めないことになります。(確認しなくてもよいならば進めることは可能ですが、、、)当社が大切にしたいのは「固化することを確認した上で次の工程にバトンタッチしたい=しっかり安全・安心な建物づくりをしたい」という部分なので、この『メーターサンプラーを使った材齢1日の品質確認』を採用しています。

さて、それではお待ちかねの動画です!(改良工事見学会のものです!)
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写真だけでなく、実際に動いているところを見ていただくと、臨場感を感じて頂けると思います!

当社が得意なスリーエスG工法について(前編)

皆さん、こんにちは。アルクの広報担当・高羽です。昨年12月8日に、当社社屋建築現場での地盤改良工事を公開いたしました!地盤改良に採用した工法は「スリーエスG工法」で、当社がもっとも得意とする工法です。

★昨年のスリーエスG工法表彰式の写真です!

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全国売上3年連続第1位で表彰を受けるぐらい自信がある工法です

今回は、現場の写真を交えながら、スリーエスG工法のポイントを説明したいと思います!

1/土質採取
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事前に改良する地盤を試掘して施工範囲の地質を確認
ボーリング柱状図との相違を確認

2/施工位置確認
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施工範囲と杭芯位置の確認を慎重に行います。

3/材料検収
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必要数がきちんと搬入されているか袋に数字を記入して確認します
材料の数量をわざと減らしたり、うっかり間違えたりしないようキチンと管理します。

4/攪拌翼検尺
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施工予定の杭径(改良の太さ)に合致した装着器具であることを確認
この専用特殊攪拌翼が、高い攪拌効率と品質の安定、多種多様な地質対応のポイント

5/施工状況(据付状況)
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専用攪拌翼を取り付けて工事を進めます

6/施工状況(攪拌翼取り付け~改良工事開始)
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掘削・固化剤吐出・攪拌を同時に施工していきます

7/施工状況(管理装置)
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管理装置にて深度・鉛直・回転数・セメントミルク量を確認しながら作業を進めます

8/施工状況(打設後の攪拌翼)
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施工深度まで攪拌・打設が完了した後、攪拌翼をとりはずして、
改良土サンプル採取用の「メーターサンプラー」を取り付けます

といった感じに、スリーエスG工法の施工は進んでいきます。
ここまでの工事のポイントは、「しっかりした改良品質」を得るために「事前の土質確認・固化剤配合の検討」を行い「固化剤の量・仕様器具・施工位置・垂直施工」をしっかり管理する、ということ。設計通りに、いやそれ以上に現場状況に対応しながら、確実な改良品質を得る工事を行うことが、安心安全な建物づくり、安心安全な暮らしの提供に不可欠だと、当社は考えています!

後編では、「改良した土が、予定通りにしっかり固まるかの確認」というところをポイントに、「メーターサンプラーでの材齢1日の品質管理」をご紹介していきたいと思います。後編では、施工動画も盛り込んでいきますので、ぜひご期待ください!

取材&掲載が続発しています!!!

こんにちは!アルクの企画広報担当・高羽(たかは)です。タイトルの通り、当社アルクの情報が、新聞各紙に連続して掲載されています!

◆2016年11月1日 茨城新聞
茨城新聞20161101当社の事業や企業コンセプトについて、連載コーナー『企業の選択』に掲載がありました。事業の柱である「地盤調査」の中で、とくに特徴的な「紙上調査」の有用性について取り上げていただいています。最近、当社の「紙上調査」をもとにしたプラスアルファの地盤調査分析や提案に、高い評価をしていただけています。「評価してもらえる」ことはもちろん嬉しいのですが、結果として、「安全、安心な建物づくりや土地選び」に貢献できることが何より嬉しいです!

◆2016年12月13日 工業技術新聞
工業経済新聞20161213 (2)
昨年の12月8日に行った『地盤改良工事見学会』の様子が掲載されました。この日は茨城県職員、設計事務所、施工業者等、40名を超える方にご見学頂き、「地盤改良工事の品質の確保」への注目度の高さを実感できました。『耐震偽装』『データ改ざん』「マンション傾斜」など悪い意味での注目度が高くなった現状だからこそ、工事終了後は土の中で見えなくなってしまう地盤改良工事の公開には、意味深いものがあったのではと考えています。今回採用した工法は『スリーエスG工法』というもので、きちんと必要な強度が得られるかの確認方法までを見ていただきました。『スリーエスG工法』については、またブログで改めてアップしていきたいと思います!

◆2017年1月31日 朝日新聞
朝日新聞20170131 (2)当社が進めている『地中熱ヒートポンプ』『地中熱全館空調』について掲載されました。実は、、、当社の取締役・神山が取材を受けて、自ら住まう『地中熱全館空調GBEC(ジーベック)の住まいについてインタビューに答えています。ご存知ない方も多いと思いますが、今年の4月から『建築物省エネ法』が施行。一定床面積以上の建築物において基準を満たすことが義務付けとなり、『ZEH・ZEB』や『再生可能エネルギー』というワードが注目されています。『地中熱』も再生可能エネルギーのひとつで、これから間違いなく普及が拡大していく分野です。導入コストなどの課題も残っていますが、それを超える『効果』『快適さ』があり、魅力と可能性にあふれたエネルギーであることに間違いありません!(キッパリ!)

ということで、、、 当社では、2月17日(金)・18日(土)に、水戸市見川町で「水戸市見川地中熱の家見学会」を開催いたします!
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地中熱全館空調の快適さと、エアコン本体がない内外装の美しさを体感できるチャンスです。そして、「地中熱の導入の方法」や「コスト」についてもご案内いたします!ぜひ、お気軽にお問合せください!

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『水戸市見川地中熱の家見学会』
【日時】2月17日(金)・18日(土) ※要予約
【会場】水戸市見川町(総合運動公園近く・詳細はお問合せください)
【問合】029-246-9511 高羽(たかは)まで

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新社屋建築中です!
建築途中の写真は、ブログ『新しいアルクができるまで』にアップしています!

アルク様パース011
2017年・春 竣工予定です