研修会

 激太りしているようです。神山です。

 今週は名古屋行ったり、岡山に行ったり、群馬に行ったり、神奈川に行ったり、ほとんど茨城県に生息していませんでした。。

 よって激太り現象は仕方が無いことなのかも知れません。。。

 旨い物を食べたくなるのは当たり前ですので。

 研修会とは、弊社で施工している深層混合処理工法(スリーエスG工法)の協会の研修です。

 研修と言うか、勉強会みたいな、、結構意見を言い合うのが身になって、多種多様な経験や知識が飛び交う貴重な空間です。

 今回は設計研修でほぼ全社の設計担当が集まり、他に施工研修とか、営業ミーティング的な集まりも定期的に必ず有り、全部に参加する僕は、3ヶ月位に1回位のペースで何かしらの集まりで多くの同業者に会います。。

 内容はと言うと、震災後だったので、その被害状況とか、液状化のこととか、その対策工のこと。今後の設計方針だとか、一泊二日の研修会中、色々詰め込んでありましたが、今回すごく面白かった研修方式が、客先での打ち合わせの場面を、ロールプレイングでやらされたことだ。もちろん全員。。

 しかも相手は協会本部のM課長(技術士)。いつも地盤のことしか考えてないような言わば地盤のプロが、「ゴルフの好きな構造設計士」という設定でロールプレイングの相手方。もちろん全員。。。

 そして更なる嫌がらせは、所見を全員分細かく書かされ、しかも記名で、しかも研修終了時には、全員分の所見を皆渡されて帰る始末…

 「落ち着きが無い」とか「精神論」とか、メンタル的な指摘を受けた。。

 あと、何気に皆さんこのブログ覗いてくれてるんでウケましたwww

 震災被害にあった建物の沈下修正工事がすでに2件終わりに近づいてます。

 まだまだ着工案件は続いており、そして相談も多々頂き、本当に皆さん深刻であり、切実です。どうにかしてあげたい。という気持ちと、要因を生んだ設計不備だったり、計画不備だったり、はたまた施工の不備だったり、、結構やられますね。。

 理解出来ない位、たくさんの『不備』を見ました。足元(地盤・基礎)のコストは抜かないで欲しい。無駄なコストは提案しないので、きちんと目を向けて欲しいと思いました。

 特にお施主さん。意匠と同じ位、足元にある地面に目を向けて欲しい、と本当に思います。

 電話下さい。(TEL 029-246-9511 株式会社アルク 神山)

宅地造成に関する工事の技術指針

 こんばんわ。買った自転車に3回しか跨ってない神山です。

 震災から3週間が過ぎ。今も被害が拡大している中、ようやく事の重大さに気づいている方々も多いのではないでしょうか??

 最近は日に必ず5件以上の被害物件を見て回り、これまでの常識がおかしくなってきてます。

 起こらないと思っていた地震が起こした地盤への影響は、起こらないと思っていた現象をも生んでいました。それは次回以降に。。

 復興もありますが、もちろん進行もあるため、通常業務として、とある宅地造成の資料を預かりました。

 そして依頼された時に受け取ったメールに一文。「川崎市の宅造基準が改正されているので新基準での対応・・・」

 恥ずかしながら初めて知りました。そして調べてみました。↓↓↓

 http://www.city.kawasaki.jp/pubcomment/info427/file3635.pdf

 元々弊社の仕事は川崎や横浜、町田辺りがすごく多いのですが、その理由は宅地造成の指針です。

 結構厳しく設計や立案、計画から結果までを確認してくる。

 設計の難易度は他と比べるとすごく高い。それと比べると茨城はすごくユルイ。

 今回の震災でたくさんの崩れたり崩れかけたり、横たわってたり、沈んでたりする擁壁を見ました。

 どれも厳しい地域での審査の下に、計画・実行されていたら、もしかしたら問題にはならなかったものも多数あったと思う。

 悲しいことではあるけれども、今のこの地域の宅地造成に関する認識の甘さを直さない限り、地震が起きる度に同じ問題は繰り返すと思っている。

 今回の川崎市の新基準はすごく良いことだと思います。若干難しくなったし、それをこなせない業者は出来なくなるか、ステップアップするかだ。弊社は後者であるつもりです!!

 この惨事を見たのにも関わらず、浅はかな宅地造成をするような業者はいないはず。

 それこそが、人災の後の天命だと感じた。

 株式会社アルク 神山 健