前回に引き続き、『沈下修正工事』についてご紹介します。今回は、工事の進め方を写真を交えて具体的にご案内いたします。
●修正工事前
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●修正工事後
具体的な工法を、簡単に表すとこうです。
イラストで見てしまうと、「結構簡単!」て思われがちですが、現場は本当に大変な作業になります。(写真で見ていただくだけで大変さが伝わると思います 汗)それでは写真で順を追ってご案内します。
②鋼管を建物自重を反力に地中の支持層まで挿入(基礎下の狭いところで手作業です)
④鋼管が支持層まで達したらジャッキアップ用の器具(赤と緑のもの)を取付け
⑤必要に応じて調整用の器具を鋼管を入れてないポイントに設置します
⑥ジャッキアップ前に入念にレベル(水平垂直)を確認します←非常に重要です
⑧ジャッキアップの機械で調整した後、手作業で微調整を繰り返します
この後、埋め戻しと固化材の充填を行い作業終了となります。
いかがでしたでしょうか?修正工事の内容、大変さ、伝わりましたでしょうか?
傾いてしまった建物を修正するのは至難の業ですし、多額のコストがかかるだけではなく、建物そのものにもダメージが残るはずです。建物が傾いてしまう理由には、液状化や地盤の質、基礎そのもの設計など様々な要因が考えられます。大切なことは、それらのリスクを事前に把握して、きちんとした対応を施しておくことです。当社では、その「事前の備え」からお手伝いをしています。将来まで「安心・安全」な建物づくりを行うことが、当社アルクの使命です。