液状化について ①

 皆様いかがお過ごしでしょうか?

 まだまだ震災の影響で仕事どころではない地域も多々ありますが、弊社はようやく落ち着きを取り戻して参りました。

 皆様たくさんの支援物資や御見舞いのお言葉本当にありがとうございました。

 ようやく落ち着いてきたかと思いきや、震災被害の建物の復旧(沈下修正)の相談を毎日毎日頂きます。

 もう20件は見てます。。

 今回は今回の地震によって発生した液状化について簡単に考察致します。

 まぁ、不謹慎かも知れませんが起きるべく所は、確実に液状化してます。

 ※アスファルト下の水槽が液状化して浮いた例

 

 ※田圃や擁壁の被害状況

※幅10.0m以上の堤防ごとその下位地盤の液状化によって沈下した例

 ※友人宅の前

 

※液状化により敷地全体が引き込まれた例 

 普段液状化判定しても、想定マグニチュードは7.0程度です。

 今回の地震はM=9.0。想定することが難しいのは当然ですが、今回盛土や埋土地の液状化の被害が多いことに驚きました。

 柱状図で粘性盛土や盛土(粘性主体)や粒度不均一等の表記があると、液状化の懸念に対しては結構安心材料になることが多いです。

 しかしそんな所の多くで液状化が起きた現実にこれまでの常識を改めざるを得ないのかも知れないと実感しました。

 あと、液状化に対しては、『べた基礎が有効』と一般的に聞こえる対策は、今回の被害を見て回った感じで、ひっくり返るかも知れません。

 そんな案件が今日までで、すでに3件も有りました。

 詳細は後日UPします!

 

 同業者の皆様。

 沈下修正が上手くて安価で協力して下さる方がいたら、是非ともお声掛け下さい。

 よろしくお願い致します。

 株式会社アルク

 神山 健