柱状改良と表層改良の工事現場 その2 ~安全第一編~

こんにちは!ARCのPR担当Tです。

前回に引き続き、土浦市の現場についての話です。
今回は、工事現場に潜む危険について、現場で働く方から聞いたことをまとめてみます。

工事現場では、慣れた感じの工事員さんが、さまざまな重機を操り、結構スイスイと工事を進めている、そんなイメージがあります。
でも、よく考えてみると、扱う重機は何十トン、材料も何十トン、、、と半端ではない重さのものが大量にあるのが工事現場。それらが倒れてきたら? 落ちてきたら? 命にかかわる事故が起こってしまいますね。

例えば、
こういう形の重機「一軸地盤改良機」
一軸地盤改良機

前回紹介した、柱状改良をする際に使用しますが、背が高い筒が前の方についているのでどうしてもバランスが悪くなり、ぬかるんだ場所などでバタンと倒れてしまう可能性があるんだそうです。
もし近くで作業していたら、怖いですね。。。

それから、町でもよく見かけるバックホウ
バックホウ

当然、運転席から見える、前方の視界は良好なのですが、、、、

バックホウ中から

(確認のため、ちょっとだけ乗せてもらいました。)

操縦席に乗った時の、右側と後ろ側が、全っっ然見えない。
バックホウ外から

もしバックホウの右側や後ろ側で作業している人がいたら?
知らずにアームを動かしたり、移動したりしてしまったら?
これもまた、怖いですね。本当に、死角が多くて驚きました。
事故を防ぐために、アームが届く範囲での作業は禁止だそうです。

それから、こういう鉄板
鉄板

重さは3トン位あるそうです。
釣り上げて移動させていますが、チェーンが切れたら?
動かしている途中に人がいてぶつかってしまったら?? 大変です。
作業をする人は、倒れても下敷きにならないように、少し離れた鉄板の脇に立つ形で作業をするそうです。

今回、現場を見学する際も、作業服、ヘルメット、長靴(つま先に鉄板入)などを支給され、必ず身に着けるように指導されました。「ただ見るだけなのにな~…別に作業しないのにな~…」と思っていましたが、現場はとても危険な場所だということが分かったので、例え作業をしなくても、決められた服装で、気を引き締めて現場に入るべきなのだということを学んだのでした。

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◆お知らせ◆
第1回、第2回では「地盤調査」編としての講義を行いましたが、
第3回からは新しく「地盤補強」編がはじまります。
第3回からご参加される方も大歓迎ですので、ぜひこの機会にお申込みください。

次回、第3回「茨城の地盤」勉強会は、
5月23日(土)13:20~茨城県開発公社ビル4階4-Hにて予定しています。
内容は
●基礎仕様判定の実践
●地盤補強の提案
●地盤補強工法の紹介
をメインに授業をすすめます。

↓こちらの申込書もしくはお電話、メールにてお申込み下さい。
http://www.a-rc.co.jp/wp-content/uploads/2014/12/78d0a586446b03f63896f21b2d8902e4.pdf

問い合わせ先
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tsuda@a-rc.co.jp
(セミナー担当:津田)