柱状改良と表層改良の工事現場 その1

こんにちは!ARCのPR担当Tです。

今年に入ってから、毎週のようにセミナーやイベントを開催していたため、なかなかアップできていなかったのですが、久々に工事現場について書いてみます。

ちょっと前…いや、かなり前になりますが、県南の、『柱状改良』と『表層改良』をしている現場に行ってきました。それはそれは結構な雨でしたが、カッパを着た工事員さんたちが、黙々と働いていたのがとても印象的でした。

まずは『柱状改良』の現場。
柱状改良とは、、、
建物を建てる時、地盤が弱いと建物が沈んだり傾いてしまったりしますよね? それを改良するために、土の中にいくつも“柱”を作っていく、というイメージです。その、地中の“柱”の上に建物を建てれば、沈んだり傾いたりすることを防げます。

ということで、さっそく土の中に“柱”を作っている現場へ。

まず見つけたのがこの2台。
セメント2台

左側のクレーン車の下でセメントミルクを作り、
右側の背の高い重機に1日中セメントミルクを送り込んでいるそうです。

ちなみに、セメントミルクを作る作業は、1日中、ずっと続けるそう、、、
ブログセメント

上からつるされた袋の下を切って、粉をドサッと出し、下の大きなバケツの中で水と混ぜるそうですが、この袋、1袋に1トンものセメントの粉が入っているようです。
近くにはカラになった、1トンの粉が入っていた大きな袋がいくつも積み上げられており、(あまりの驚きに写真を撮り忘れる)本当に、1日中ひたすらセメントミルクを作っているんだなということがわかりました。うーん、大変そう。。。。。

そこから、管を通って右側の重機へ送られたセメントミルクは、この背の高い筒になっている部分を通り地面の中へ。土と混ぜられて、柱のような形で固まっていきます。(今日作っている柱は直径1m位あります。)私が見た時は、その柱を何本も横一直線に作っていって、地面の中に壁のようなものを作る作業をしていましたが、何だか気が遠くなりそうな作業ですね。こちらはこちらで大変そう。。。。

一軸

そして、その隣に
遺跡

い、遺跡を発見!!

・・・冗談です。こちらは『表層改良』工事の現場です。

表層改良とは、、、
こちらも柱状改良と同様、地盤改良の一種で、建物が沈んだり傾いてしまったりするのを防ぐため、土の表面から深さ1~2mくらいの土とセメント系の固化材を混ぜて固めて、固い地面を作ります。

バックホウで土と固化材をゴリゴリ混ぜて、ならすと上の写真のような感じになるそうです。
雨だったので、ここの作業は中止していましたが、このあときちんと整地して完成です。
見た感じ、とても固そう!これなら何を建てても安心ですね!

せっかくなので、この場にもう少し滞在。次回は、
柱状改良と表層改良の工事現場 その2 ~安全第一編~
です。ぜひご覧ください。

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◆お知らせ◆
第1回、第2回では「地盤調査」編としての講義を行いましたが、
第3回からは新しく「地盤補強」編がはじまります。
第3回からご参加される方も大歓迎ですので、ぜひこの機会にお申込みください。

次回、第3回「茨城の地盤」勉強会は、
5月23日(土)13:20~茨城県開発公社ビル4階4-Hにて予定しています。
内容は
●基礎仕様判定の実践
●地盤補強の提案
●地盤補強工法の紹介
をメインに授業をすすめます。

↓こちらの申込書もしくはお電話、メールにてお申込み下さい。
http://www.a-rc.co.jp/wp-content/uploads/2014/12/78d0a586446b03f63896f21b2d8902e4.pdf

問い合わせ先
080-7761-5815
tsuda@a-rc.co.jp
(セミナー担当:津田)