再生可能エネルギーを求めて、新潟へ! その1「バイオマス編」

こんにちは!アルクの広報担当:高羽です。今月末にベトナムに行ってきます!何をしに???ベトナムの優秀な人材を求めて、就職セミナーに参加してきます。来月頭には、このブログでレポートしますので、乞うご期待!

そんな中、14日・15日の2日間、新潟に行ってきました。「バイオマス」「下水熱」という、大注目されている再生可能エネルギー施設の視察です。

まずは、バイオマスから!

15139380_1147012405377764_1525125752_n視察先は『瀬波南国フルーツ園』。
バイオマス発電と農業、そして廃棄物処理の3事業がうまく融合した施設です!

15133727_1147012385377766_711661951_oメタン発酵のプラント。プラントって言っても大きなものではなく、イメージしていた規模より小さいものでした。

15128627_1147012398711098_142989801_nこちらは、受け入れた食品残渣や汚泥を細かくする機械。
学校給食や宿泊施設の、言ってみれば「食べ残し」をメタン発酵させてメタンガスという燃料を作ります。地域の廃棄物処理にも一役買っていることになりますね!

15133867_1147012382044433_2086390907_o今まさにメタン発酵している最中を撮影させてもらいました。が、、、暗がりの中な上、発酵物は薄茶色の泥状になっているので、ちょっと分かりずらいですね(^^;)

15087060_1147012408711097_1994850922_n発生したメタンガスを使って発電!化石燃料を使用しないクリーンなエネルギーです。電気は全量買取制度を使って売電。発電時にできる熱で「湯」を作って、機械維持の熱源と、フルーツ園の地下を温める熱に利用しているそうです。

15129881_1147012412044430_1856374479_nあったか室内では、南国独特のフルーツが元気に育っています!だから寒さが厳しくなる新潟でも「南国フルーツ園」が成立するんですね!

15133928_1147012372044434_1060424310_o最後にコチラ。食物残渣等をメタン発酵させた際に出来る「液肥」と、米の精米で出来る「もみ殻」で作った「飼料」です。これを使っておいしい作物を作っていきます。

これが、『瀬波南国フルーツ園』での一連の流れです。
メタン発酵のエネルギーサイクルをまとめると、、、

○作物を栽培

○消費した食物残渣をメタン発酵の原料として利用(学校や宿泊施設の食品廃棄物等も受け入れ)

○バイオマスプラントで「電気」と「熱」と「液肥」を作る

★電気は販売(クリーンエネルギー)
★お湯は機械の維持管理や農園地中の暖房用に利用(南国フルーツの栽培も可能!)
★肥料で栽培力アップ!

○作物を消費したら、再びメタン発酵の材料へ!!

自然の恵みを余すところなく使う「バイオマス」の技術。感服しました。

次回のブログでは、「下水熱」を利用した空調&融雪施設をレポートします。
弊社が扱っている「地中熱」と通じるところがあり、とても興味深かったですよ!次回ブログを、楽しみにお待ちください!

瀬波南国フルーツ園
★所在地 〒958-0037 新潟県村上市瀬波温泉1-1175-42
http://nangoku.boo.jp/index.html
★新潟県村上市、瀬波温泉のすぐ近くです。日本海に沈む夕日がステキなところです!
★絶品ジェラートの通信販売も行っています!