環境エネルギー事業

太陽光(ルートベース)solar(ROOTBASE)

現地の土地を利用する画期的な太陽光パネル架台用基礎「ルートベース」を開発
あらゆる地盤に対応&安易でスピーディーな施工が可能です
※特許・商標登録取得済

現地の土地を利用する画期的な基礎「ルートベース」特許取得 第5166632号
商標登録取得 第5555965号
実用新案取得済 第3188748号
ROOT BASE

ルートベースを開発するにあたり私達が目指したのは、環境負荷の軽減(現地土の有効利用や将来的な部材のリサイクルなど)および特別な重機や施工技術を必要としない汎用性の高さを実現すること。
杭基礎などの施工工法と比較して適用地盤範囲が広く、杭基礎の施工障害である地中障害物の影響もほとんど受けない。
性能的に求められる引抜耐力をベースプレート上の土の重量と土塊周面摩擦力で実現し、押込み力に対してはベースプレートの接地面積で分散するわかりやすいメカニズムとなっている。
ルートベースはいわば人工の根(ROOT)でしっかりと地盤に根付く画期的な基礎工法。
コンクリート基礎や杭基礎でもない人工の「根」それがルートベース

ルートベースのご提案

ルートベースの特徴

特徴1 現地の土を利用
ルートベースは鋼板と鋼管支柱で構成されたベース上に現地で掘削した土を埋め戻すことで引抜き抵抗力を実現する。
基礎構成材の一部を現地で調達できるエコロジーな工法。
特徴2 木の根のように地盤にしっかりと根付く
鋼製ベースと現地土によって人工の「根」を作り、地盤にしっかりと基礎を形成する。
特徴3 あらゆる地盤に対応
ルートベースは現地地盤を掘って埋設するため、杭が打設できないような障害物が多い地盤でも対応可能。
特徴4 容易な施工
施工は一般的な掘削用重機で可能であるため、杭打専用重機が必要な杭基礎工法と比較して汎用性が高い。
特徴5 スピーディーな施工
掘削・ベース設備・埋戻しと単純な工程で、養成期間も必要ないためスピーディーな施工が可能。

地下置型太陽光発電架台基礎に働く力

ルートベース埋設状況鋼板と鋼管支柱(写真はH鋼)で構成されたベースの埋設状況。
鋼板・支柱仕様は任意に設定可能。

引抜き試験状況埋戻しの後の引抜き試験状況。ベース上の土塊が持ち上がっている様子。引抜き耐力はベースサイズおよび埋設深度でオンデマンドに調整可能。

ルートベース仕様

ベースプレート
標準仕様
※プレートサイズは任意に設定可能
※写真は600mm×1000mm
材質 SS400鋼板
600mm×600mm~
厚さ 4.5mm~
支柱鋼管
標準仕様
※支柱鋼管の抗径・抗長・肉厚は任意に設定可能
材質 STK400
抗径 Φ76.3mm~
厚さ 3.2mm~
抗長 1.0m~
防錆 HDZ45~
その他資材
支柱フランジ(全周溶接)
材質 SS400
150mm×150mm
厚さ 4.5mm~
杭頭プレート(全周溶接)
材質 SS400
150mm~150mm
厚さ 4.5mm~
防錆 HDZ45~
※杭頭プレートの架台
接続孔はオンデマンドに設定可能

ルートベース施工手順

  • 1掘削

    一般的な掘削用重機にて所定の深度・範囲を掘削する。

  • 2ルートベース設置

    掘削後、ルートベースを設置する。設置位置および高さのチェックを行う。

  • 3埋戻し

    ルートベース設置後、土木安定シートを敷設し掘削土を埋め戻す。

  • 4完了

    埋戻し完了。高さ、芯ずれの確認を行い施工完了。

ルートベース引抜き性能

引抜き試験概要埋設2時間後に引抜き試験を実施
計測はテンションメーターを使用し、
クレーンによる連続的な引抜きを実施した

ルートベース仕様ベースプレート SS400
600mm×600mm
t=6.0mm
支柱鋼管 STK400
Φ89.1mm 1.0m
埋戻し深度 0.5m

ルートベース設計

架台の構造計算から求められる基礎に必要な押込み・引抜き耐力を計算により求め、ルートベース仕様を決定する。